コンサルタントとして必要な3つの覚悟

2013.11.10

2013年11月10日

本日ネットショップをサポートして頂いていた会社から今後はコンサルティング的な要素を増やして私の支援先と関わって行きたいと話があった。

そこで、その会社の社長に宛てたメールの文章の1部を以下の記載する。

コンサルタントとして必要な3つの覚悟》

①メーカー以外生き残れない
②絶対に業績を上げなくてはならない。
③コスト(人件費)からの料金設定ではなく、費用帯効果からの料金設定にシビヤにならなくてはならない。

①メーカー以外生き残れない
日本におけるコンサルタントの歴史はここ50年です。その内45年間は、実質は卸業でした。
東京で当たったチラシを福岡の会社に紹介する・・・と言うように、情報の卸業だったのです。
しかし、現在は、ほとんどの情報が無料で提供されます。つまり、情報の卸業には価値が無くたっています。
これからはメーカーでなければ生き残れないのです。自分が情報を作りだし、自分が話している内容しか価値がありません。

そして、この情報のメーカーとして生きていくという覚悟を突き詰めると・・・ノウハウを隠しては絶対にいけないと言う事です。
情報が生まれた瞬間しか価値が無いという事を認めなければならないからです。1ヶ月前に作れたノウハウには既に価値が無いという事を自覚しなければならないからです。

つまり、情報のメーカーとしてお金をもらうには、その瞬間、その瞬間にクライント用に新たな情報を作れるかどうかが一番重要に成って来ます。もっと厳密に言えばそこにしか価値がなく、それが出来なければお金は1円たりとももらえないと言う事です。

②絶対に業績を上げなくてはならない。
世 の中の全ての商品は、頂いた対価に対して何かしたの効果をもたらします。『車であれば長距離の移動ができる』や『飲食店であればご飯が食べられる』と言う 具合にです。もしも、車を買ったのに・・・・たとえそれがどれだけカッコいい見た目をしていても動かなければ車としての存在価値はありません。従って確実 にお客様は満足しないでしょう。

コンサルタントは自分自身が商品です。そして、存在価値は業績を上げる事です。物を売る際は既にそこに存 在するので渡すだけでお客様は満足してくれます。しかし、コンサルタントの場合は、情報には価値が無く、その結果にだけ価値があるのです。つまり、業績が 上がると言う事・・・

この業績を上げるにはかなり、不確定要素があります。①そのコンサルタントが提供した情報が正しいのかどうか?②その会社が実際に動いてくれるかどうか?(実際はこの②の要素が非常に業績を左右します。)

現 在まだ、コンサルタント業界としてメーカー以外が生き残れないと言う考えは完全には定着していません。従って、①の所しか責任は問われません。しかし、本来 のコンサルタントの存在価値を業績向上と置くのであれば、②も含めてその会社が動ける内容で情報を作成しなければならず、どの様な手段を使っても業績をあ げなければんらないのです。

③コスト(人件費)からの料金設定ではなく、費用帯効果からの料金設定にシビヤにならなくてはならない。
通常コンサルティング業は、人件費=原価です。
従って、サービス業や制作会社やシステム会社の様にどれくらいの人件費がかかっているから、いくら下さい。と言う計算をしがちです。
しかし、コンサルタントであるならば常に費用対効果を求めなければならりません。それは、もちろん自分に対してもです。

3年かかって、1億円の粗利を増やした時にもらうフィーと3分話して1億円の粗利を増やしたのであれば、もらうフィーは同額で良いと言うことです。

さらに、料金は成果報酬にしてはいけません。
成果報酬の時点で、クライントとコンサルタントの両方の覚悟を失うからです。

上記の3つの覚悟を持って頂けるのであれば是非これからも一緒に仕事をしていきたいです。

これが出来なければ外注として仕事をして頂くしかないのが現実です。
※外注=どこでもできる事を安く行うからメリットを与える。と言う意味合いで捕らえていただければ幸いです。

どうやら、私はコンサルタントが好きで好きで仕方がないようです。さらに、コンサルタントを非常に崇高な仕事と思っております。
だから、コンサルタントには特に厳い目線で見てしまうんですがご了承下さい。
本日伝えたい事:『崇高な仕事と思える仕事に出会えた事に感謝』

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