成長の早い企業の特徴

2012.01.15

1月14日

本日は珍しく物流企業さまの支援に行ってきた。

そこでは、今後通販物流やアパレル関連の店舗間輸送の仕事に注力する予定である。

そして、本日は見込み客であるアパレル企業さまの在庫倉庫の写真を見せていただいた。

その企業様はここ数年で一気に伸びており、現在29店舗で30~40億円の売上を上げているそうだ。

しかし、倉庫の写真を見たら声が詰まるほどの返品在庫の山でまるでゴミ屋敷かのようであった。

しかし、ゴミ屋敷に驚かされると同時に、それだけバックヤードの整備がまだ不十分にも関わらずどんどん出店し続けるこの攻めの姿勢に関心していた。

私が現在行っている他のアパレルショップでも昨年の7月頃から売上を約10倍に伸ばされているネットショップ様もいるが、このサイト様も非常ににており、バックヤードが完全でないのに売上を上げる策にはどんどん挑戦した結果売上10倍を達成された。このサイト様ではしばしば我々が提案した内容では現在の体制上、クレームが起こる可能性があったとしてもその時は『クレームがでるかどうか試してみよう』と言う様な発言が出る。

成長の遅い企業様の場合は全くの逆で『まだ、うちではその段階ではないのでもう少ししてからにします』などと言う発言に変わる。

ここで、誤解して欲しくないのはクレームを恐れない企業が良いという意味では決して無い。これは、あくまで企業文化というか社風の問題であってクレームを恐れない企業は成長が早いと言う傾向があるというだけである。

まだ、誤解がある可能性があるので更に補足すると成長が早い事がそもそも絶対に良いと言う訳ではない。基本的にはライフサイクル曲線は成熟期を頂点に導入期から成熟期への角度と同じ角度で衰退していく。

つまり、成長が早すぎると早く潰れる可能性があり(主に人財育成が追いつかないケースが多い)ゆっくり成長する企業様は潰れ辛い反面チャンスを逃し易く時流の変化に適用し辛い傾向がある。

この二つの企業体質を踏まえた上で最も最適な企業とは・・・・

魔法の言葉・・・『バランス』である。(逃げた?笑)

つまり、基本的には何が答えと言う訳ではなく。こればかりは経営者の考え方によるものであり我々コンサルタントはその経営者に合わせた成長の仕方をサポートし続けなければならない。

従って、コンサルタントも自分の成功体験をどの企業様にも当てはめて支援してはいけない。しかし現実はこれが難しく自分のタイプと似た経営者としか付き合えない人が大半だと感じるしそれで良いと思う。

本日伝えたいこと『大切なのはバランス』(最後にそれかいッ!)

 

 

 

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