お金のために働かないから出来る事

2013.02.10

2013年

先日私のコンサルティングが15分で終わった日があった。

その理由というのは、その日の打ち合わせを行うに当たり必要な資料の作成をお願いしていたのだが、何も出来ていなかったのでやる事が無く、直ぐに私が帰ったからである・・・・

この日、私はこの15分のために大阪から東京まで行っていた・・・・

しかも、この日がこの企業における始めてのコンサルティングの日・・・・

つまり、このクライントとはまだ信頼関係も構築できていない。

従って、15分で帰ってしまっては私がやる気が無いと取られて、契約を解消されかねない・・・

では、私はなぜその様な行動にでたか?

この企業の資料等を調達してくれるはずだった担当の方はそもそも、メールのレスポンスも2~3週間遅れなどざらにあった。

つまり、この日に私がこのお願いしていた資料が無い事を容認してしまっては今後このままズルズルと私のお願いを聞いてもらえない可能性がある。やはり初めが一番肝心と考えたからである。

あくまで、我々コンサルタントは『どうすれば業績が上がるか』しか言えない・・・・

つまり、ここにコンサルタントの限界が存在する。従って、どこまで行ってもクライアント自身が動いてくれなければ業績は上がらない。

※我々が代行をすれば一時的には業績が上がるかも知れないが経営が危ない時以外はこの手法による業績アップは全く意味を成さないと思う。

また同時に、我々コンサルタントはクライントが動きたくなるように全力を尽くさなければならない。

そして、私が下した決断が15分で帰ると言う行動。この行動は全てのクライアントに取るわけではない。この担当者の方にはこの方法が最適だと思ったから・・・・

しかし、この行動が本当に良かったかは分らない・・・もっと他に良い方法があったかも知れない。しかし、この時点において私にとって考えられる最善の決断が上記の行動であった事は間違いが無い。

この私の行動が『善』か『悪』かは、これから、この担当者の方の行動のみが、答えを教えてくれるだろう。

幸い現状においては、メールなどのレスポンスも早くなり良い方向に動き始めている様だ・・・・

しかし、今回伝えたい事は私がどの様な考えのもの判断を下したかではなく。

どの様な考えの下、判断の選択肢を持てたかと言う所である。

もしも、私がお金のために働いていれば、そもそも、その会社においてある程度のコンサルティング時間を費やし、その時間の中でいかにこの担当者の方に変わってもらうかを考えなければならない。

つまり、選択肢が狭められると言う事。

選択肢が狭められた状態の中で最善が、本当に最善である確立は低くなる・・・

本日伝えたい事『この日は、東京のシュウマイを新幹線で食べながらルンルンで大阪に帰ったと言う事』

人気記事ランキング

  1. なぜ、ユダヤ人にはお金持ちが多いのか?実はその理由は、単純だった?

    なぜ、ユダヤ人にはお金持ちが多いのか?実はその理由は、単純だった?/2021.11.22

  2. 資本主義と社会主義の境がなくなる日

    資本主義と社会主義の境がなくなる日/2023.06.21

  3. 達人に成る為の2万時間の法則

    達人に成る為の2万時間の法則/2014.04.24

人気記事ランキング一覧

種類別に記事を探す

編集長 がじろうの簡易プロフィール

  • ニックネーム:我時朗(ガジロウ)
  • 名前:佐藤隆史朗
  • 性別:男性
  • ペット:ころ

経営コンサルティング会社STRK(スターク)の代表を行いながら、本物のコンサルタントを目指す人が1人でも増える事を望みがじログを更新している。

我時朗(ガジロウ)
ブログの運営元 STRK