2013年4月3日
本日は、あるネットショップを運営している会社に支援に行った。
遡る事、1ヶ月前の打ち合わせ時の事。
社長と話をしていて、結局大幅に業績を上げるのであればまずは店長を巻き込み、店長が率先して業績アップ策を考え実践していかなければならないと言う事で話が落ち着いた。いわゆる、最近私がはまっている自立した社員になってもらわなければならないと言う事である。
そこで、今月の支援日(打ち合わせの日)はあえて、ネットショップの休業日に社長と店長さんだけ出社してもらい3人で打ち合わせを行う事にした。
そして、本日の打ち合わせが始まり、私が作成した帳票をもとに各項目の数字の意味合いや業界の平均値をお知らせし、そこから店長さんが考える業績アップの方法をお伺いしようと思った。
そして、初めの20分くらいかけて一通りの説明を行い。それでは店長さんはこの帳票のどの通じを上げる事により業績が上がると思いますか?と言う質問に・・・
『私、業績をあげろとかいきなり言われても困ります。そんなの嫌です。数字とか・・・』といきなりカウンターパンチを受けてしまった。
私の頭の中は一瞬で白くなり、次に『今日休みなのにわざわざ出てきてもらったんやけど・・・丸1日業績上げる話をしようと思ってたのに・・・それ全否定されたら今日1日どうしよう・・・・(汗)』と言う心の声をかみ殺し・・・
『まぁ~女性って数字とか苦手の方多いじゃないですか?でも、僕の支援先の業績の良い会社で女性の店長さんって結構いてしかも最初皆さん数字が・・・・』と数字に少しづつ馴染んでもらおうと思った矢先に・・・
『そもそも業績あげるとかが嫌なんです。そう言う話なら他に言ってください!(ピシャリ)』と言われたので私も泣く泣く・・・
『分かりました。今日は数字の話は一切しません!では今のネットショップをもっとお客様が使い易くするにはどうしたら良いですか?』と言う質問に変えてやっと、話始めてくれた・・・・そして、初めとは一転して1日中、ネットショップの業績をあげるための話を非常に前向きに話し続けてくれた。
どうやら、この方にとっては『業績』というワードがNGワードだったようで、店自体が良くなって欲しいと言う気持ちはしっかりと持っていてくれたようだ。
本日の初めに、あまりにはっきりと業績を上げたくないと言われたので一瞬私は様々なしょうもない論理的な言葉が頭に浮かんだがぐっとかみ殺して正解だった。
そして、今思えば最近私の支援先でも1・2を争う程に優秀な自立した店長さんである方も昔は同じような事を言っていたなと思い出して懐かしく感じた。
本日伝えたい事『表面の言葉に騙されるな!』