『最短の道』と『最速の道』

2014.11.11

2014年11月11日

最近その企業にとって『最短の道』を指す提案以外を出来る様になってきた。

 

その企業ごとに、目標達成への道のりは異なる。

そして、その道筋を、企業ごとに長期的なスパンにて最短の道筋を提案する事にハマッていた時期があった。

少しでもその企業が遠回りとして損しないようにと・・・

 

少しでも少ない労力で目標達成できるようにと・・・

そして、その提案が伝わるまで必死に伝え続けていた時期があった。

 

しかし、最近になって明確に分かってきた事がある。

『最短の道のり』=『最速の道のり』では無いと言うことだ!

 

経営者はもちろん実行する社員さんが納得していないのに『最短の道のり』を推し進めても一切動かない事に最近気付きだした。

それよりも、動きやす方へまず動かす方が、よおっぽど重要だと言う点に気付いた・・・

 

社長や社員さんが『やりたい事』、たとえ、遠回りになると分かった際、最近では『そっちは少し遠回りになると思いますが、動かないよりましなのでやりましょうか!』とお話するようにしている。

 

人は、変化が嫌いだ!

これは、全ての人に言える事だと思う。

私ですら例外ではない。

 

『元々自分が思っていたルート』と『新しいルート』との角度の差が激しければ激しいだけ人は動けなくなる。

それであれば、先ず元々思っていた方向へ動いてみて、そこから徐々に軌道修正を行なっていた方がよっぽど早く目的地にたどり着く事が最近分かってきた。

 

我々コンサルタントは、『企業が遠回りしないようにアドバイスするのが仕事である』と認識していた時期からすると180度異なる見解にたどり着いている。

これも、目的達成を最重要指標とした際に辿りついた現状での私の答えである。

 

特に私の後輩には上記の思想が色濃く反映されている。

後輩から、『○○のシステムから△△の数字を引っ張ってくるにはどうすれば良いんですか?』と言う質問があった際の『金言』・・・

 

本日伝えたいこと:『そのシステムの全部、ボタンおさなッ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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