
3月2日
今日は、福岡の通販ショップに支援であった。
このお店は、『核家族になり希薄になりつつある家族の絆を結びたい』と言うコンセプトの元、家族の絆を結ぶストーリーを描ける商材を取り扱っているお店だ。
良く、『コンセプトが明確でないとか、コンセプトをはっきりさせないと売れないよ!』とか、何かと『コンセプト』『コンセプト』『コンセント?ん?』と言われているがそもそもコンセプトとは何なんだろうか?
ここで、いつもの様に話はぶっとぶが人に何かを伝えるには以下の3つが連動していないと伝わらない!
①何をする ②なぜする ③どうする?
2年程前に爆発的にヒットした任天堂のWii Fitで例えるならば、①の何をにあたるのが 『Wii Fitを販売する』であり、②なぜするにあたるのが『家族のコミニケーションを増やして欲しいから』であり、③どうするにあたるのが『おじいちゃんおばあちゃんでも操作が簡単なように体を動かすゲームソフトを開発する』と言う一連の流れになる。
この①の言い方を代えれば『実際に行う事柄』を指し、②が『コンセプト(概念)』③が『①②を実現させるためのアイディア』を指す。
上記の様に①②③が連動すると①②③のどこから説明されても①②③の何を質問されても答えられる。具体的には、『おじいちゃんおばあちゃんでもそうさが簡単なように体を動かすゲームソフトを開発するよ』と友達に言われた際に『何で開発するの?』や『ハードは何を使うの?』と質問されても答えらられると言う事だ。
駄目な例えをするなら、①に『合格祈願のお守りを販売する』②『学問の神様の恩恵を受けて皆が大学・高校に合格して欲しいから』③『3つの価格帯のお守りを販売する』と設定すると③を見た人が『何で3つの価格帯で販売するの?』と言う質問に対して『学問の神様の恩恵を受けて皆が大学・高校に合格して欲しいから』と言う返答では『え?皆に合格して欲しいとか良いながら金持ちの方が神様のご加護を受けられそうやん!てかそもそも価格が3つに分かれている説明になってないし』となってしまい上手く答えられていない。
このミスマッチが起こると上手く人には物事を伝えられない。
少し分かりずらい説明だったかもしれないが、つまり何が言いたいかと言うとそもそもコンセプトを明確にしただけでは意味が無いと言うこと!
①②③の三つが連動していないと人に物事は伝わらない!
では、本日の通販会社様はどうだろうか?
①『ベビーカー・一輪車・車椅子などの商材を販売する』②『核家族になり希薄になりつつある全国の家族の絆を結びたいから』③『ネット通販にて販売する』となる。更に言うとこのショップさまの場合はこの取り扱っている各商材ごとにも②③が存在する。例えば一輪車であれば、②『一輪車を乗るための練習時間を通して絆を結ぶ』であり③『親がこどもにドヤ顔で乗り方を教えられる様に乗り方のDVDを無料でプレゼントする』と言う様に全ての商材に①②③が連動するようにしている。
ここまで、連動していると客層が悪いといわれる楽天のレビューにも以下の様なコメントを残してもらえる様になる。
『いくつもサイトを見たがこのお店が一番心あたたまるお店と感じました』
本日伝えたい事『皆さんも是非、コンセプトを作って終わりではなく、そのコンセプトが伝わるように①②③を連動させて欲しい』