採用の注意点!会社の規模に合わせた人数での採用!

2012.06.06

6月5日

支援先で私が提案した内容が全然実行されない状態が続いていた。毎月店長の言葉は『すみません。時間がなくて・・・』!と言っていても、どの企業の人もその企業ごとに感覚の違いはあるにしろ『時間が無い中』頑張っておられる。そして、このようなケースはたたある。

かといって、この店長がやる気が無いわけではない。こう言う場合はいかの2つの方法をとる。

①提案の数を絞り込む。②出来ない理由を潰してあげる。

しかし、それでもなかなか上手く行かない。そこでその原因を追究するために従業員10人全員のヒアリングを行なった。

すると浮き彫りになってきたのは、ここ半年に入ってきた方の仕事に対するスタンスの低さであった。全員がお金のためだけに働いており始業時間の15分前の掃除にすら文句を言っている人がいた。

誰しもお金のために働くが、それだけのために働いては向上というものは見込めず仕事の効率も上がらない。やはり、①お客様のため②自分のため③会社のためなどのお金以外のために働いてこその成長だと思う。従って、成長しないので現在の仕事以上に私からの提案案件が来ても行えない。と言う現象が起こっていた。

では、なぜここ半年の間に入られた方のスタンスが極端に低いのか?

初め私は、スタンスはその会社にいれば居るほど刷り込まれて徐々に付いて行くのかと言う仮説を立てた。だから入ったばかりだから仕方ないのか?

しかし、ヒアリングしているとどうもそうではなさそうだ。確かに徐々に刷り込まれると言う事もあるが一番肝心は入った時だと言う事に気付いた。

そして、この会社は丁度、半年前に出産や体調不良など様々な理由がたまたま重なり一斉に5人ほど人を入れ替えた所であった。これまでは一人づつ採用するので会社の考え方を一人に集中して刷り込み易いが・・・5人一気に入ってくるとその中に一人でもスタンスの低いものがいるとやはり、入りたての者どうし一緒になりやすいので、そのものが全員にスタンスの低さを植えつけてしまう。

つまり、社長とも話していたがこの企業にとって一気に5人を雇うこと自体がレベルに応じた採用ではなかったと言うことである。

本当に採用はこわい。

下手をすると雇う側と雇われる側双方が不幸になりかねない。しかし、雇うまで分からないというのも本音。だからこそ確率論ではあるが少しでも失敗の少ない採用を学ばなければ成らない。

本日伝えたい事『人に始まり・人に悩まされ・人に感謝する』

 

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