2013年9月9日
以前に価格分=価値が釣り合っているかの1つの基準として商品ページ成約率3%と言う数字の活用方法をご紹介したが本日は在庫切れを起こさない方法の1つとしてこの数字を活用したい。
在庫の持ち方はの大原則は、第一に『切らしては絶対にならない』そして、第二に『その中で以下に少なくするか!』である。どれくらい少なくするか?はその企業のキャッシュフローに応じて少々在庫切れを起こすリスクを被る覚悟で薄くする事は良いがキャッシュフローを無視すれば在庫切れさえ起こさないのであればどれだけ在庫を持っていても最低限はクリア!と言う事だ!
※現実的には良くないが・・・
在庫が切れる単純なメカニズムは、仕入先に発注してからお店に届くまでのリードタイム分の販売個数を確保できていないからだ!
しかし、単純に考えれば、毎日5個ずつ売れていてリードタイムが3日であれば在庫が18個位になった時に発注をかければ間に合うはず・・・
要するにこの考え方ではいつまで立っても在庫切れはなくならない。
つまり、本質的な問題は自社がいつもより多く売れる前兆を捕らえられていないからと言う事!
毎日5個づつ売れていた商品がいきなり10個づつ売れている事に気がついていないと言う事。
実店舗などはこのここを見落とさないしか方法は無いが・・・しかし、この売れ個数で見ていくと季節指数などの変動を考慮しなければならないので多くのアイテムを管理する事は非常に困難だ。
そこで、今回の商品ページの成約率を計ると言う方法が出てくる。
昨日の売れ実績のある商品のアクセスと受注件数を出しそこから成約率を出す。この成約率は慣れれば1商品30秒くらいで算出できる。従って売れ筋上位20商品なら10分程度で行える。
そして、その商品ページの成約率が4~6%の商品は競合の在庫状況をチェックすれば良い。たいてい、在庫が切れているか、値上げしてきていたかの動きを取っている可能性が高い。もしくはSEOの変動があったかだ。
そして、完全に競合に在庫が切れているのであればその商品の価格を上げても良いだろう!
しかし、8%商品などは露出が少なくアクセスが少な過ぎるので競合とは何ら関係ない場合が多い。この様な商品は自社内でアクセスを集中させる努力が必要な商品と言う事が判明する。
この様に考えると確実に実店舗の物販より細かい経営が可能なのがネットショップだと思う。
このネットショップのノウハウをどこまで実店舗に応用できるか最近そっちにも興味が沸いて仕方が無い。
本日伝えたい事:『ここまで細かくやればそりゃ~上手くいくわな!って簡単な話が好きだ!』