2013年9月18日
前回書いた記事のブランディングのためには、『しない事を決めないといけない』と言う話をした際にある、貴婦人からこんな質問を頂いた。
『佐藤さんは何をしないと決めているんですか?』
私の場合は明確だ!
『業績の上がらない事はしない』以上
上記の様に答えたのだが、どうやら上手く伝わっていなかったようなのでもう少し詳しく話そう。
例えば、『太鼓を持つ』かどうかについてだが、支援先の社長やうちの会社内(船井総研)では特に行っていないと思う。そんな事をしても業績は上がらないから!
会社の上司の『太鼓持ち』をすれば、会社内では居心地が良くなるかも知れないが、しかし、支援先の業績には上がらない。(まぁ今以上に居心地よくなって、どうするねんって所もあるが・・・)
支援先の社長の『太鼓持ち』をすれば、仕事の依頼は来るかも知れないが、その会社の業績はあがらない。
ただ、例外は社員さんの『太鼓を持つ』場合はある。
結局、社員さんが気持ちよく動いてくれなければ業績は上がらないからだ。
そう言う意味では私の唯一の気を使わなければならないお客様は、『社員さん』と言う事になる。
ただ、その中にも例外があり、社員さんの中でも社長の様に自立している人の『太鼓』は持たない。むしろ、厳しくなる傾向があるようだ。自立した社員さんは、『太鼓』を持っても動かない。業績が上がると言う事が本人が納得できた時に始めて動いてくれる。
少し話は脱線するが、日本にコンサルティングらしき物が発生して約50年、船井総研が出来て41年。先人の方々の努力の結晶のお陰で、船井総研流の業績アップの方法を『船井流』と呼ばれるまでになった。
そんな船井総研には『親身法』と言う言葉が存在する。親が子を思うように無償の愛で相手に接しなさい。と言う意味だ。
その中に具体的な例として、出会った人には『手紙を書きなさい』と言う教えがある。
そして、創業者の船井幸雄さんが引退する際に社員全員への話の中で『コンサルタントとして一番大切な事はまめに手紙を書くことです』と仰った。
しかし、私は手紙を書かない。
これはあくまで船井総研の業績を上げるための、『言葉』 に過ぎないからだ。と私は解釈している。
これは、業績をあげる力が無いコンサルタントでも食べていけるための言葉だと思う。
現に業績を上げているコンサルタントの中には『手紙を書いている人』もいれば『手紙を書いていない人』も存在する。つまり、支援先の業績には無関係。
要するに、この手紙には『船井流』の本質は存在しないと思う。まぁこの話を船井幸雄さんに直接聞いていないから真相は定かではないが、20年以上うちでコンサルタントをしている人たちを見て強く感じる。
手紙を書くくらいなら、進捗確認のメールを1通送る方がよっぱど業績に繋がる!
ただ、これも私が流通小売のコンサルタントだからの判断、サービス業のコンサルだったら変わるだろう。
本日伝えたい事:『社内で太鼓持ちってあだ名ついてたらどうしよう!笑』