人類の思考は全て同じ説

2019.03.20

みなさんの中で「公務員とは○○な人が多い」や「関西人とは○○な人が多い」や「中国人とは○○な人が多い」など
比較的に似た考え方をする人達をグルーピングしたことは無いだろうか?

しかし、私は「人類の思考は全て同じ説」
つまり考え方に違いはないのではないか?という仮説を打ち出した。
そこで、この仮説に至った経緯を説明したいと思う。

ことの発端は、数年前に訪れたドイツだ。
初めてのヨーロッパと言うこともあり、ただの街並み1つを取っても全て観光地に見えてしまう程、見るもの全てが面白かった。

そんな、ドイツ滞在中に一番感じたいのは「とても大人」と言うことだ。
それまで何となくニュースなどを見ていてヨーロッパの国はどこか大人なイメージを勝手に抱いていたが・・・
実際に街を見ていると、本当に大人その物であった。

何が大人か?

まず、異変に気付いたのは街のお店が17時にほとんど(チェーン店を除く)クローズしてしまうことだ。
そして、17時以降は家に帰り家族との時間を楽しむ人もいれば公園に行き遊ぶ人もいる。
17時以降の公園では、子供もいたがそれ以上に目立っていたのは、本気で遊ぶ大人や公園のベンチで読書や友人とおしゃべりしている大人達であった。そこにはとてつもなく優雅な時間の流れが存在した。

ただ、私はドイツに行く前から以下の話を国連に就職しようとしている友人から聞いていた。

平均年収の差はそこまで大きくないが、日本で年収700万円程度稼いでる人のスペックがあれば、ヨーロッパ諸国なら1300万円〜1500万円貰えますよ!その分物価は高いので贅沢な生活がおくれる訳ではないですが、貯金する率は日本と同じでも額は必然的に高くなるのでそのお金で1〜2ヶ月毎年バカンスをしてるという。

実際にドイツのお店を見てみると、水やパスタなどの小麦粉系の食べ物など生きて行く為に必要な食物は安いが少し高級な食べ物やレストランなどの外食になると一気に物価が跳ね上がっていた。

どうやらこの情報は本当の様だ。
すると、ドイツの人は短い時間で優雅な生活を手に入れながら多くの収入を得ている事になる。

なんとスマートな生き方なんだろう。
おそらく、日本の30歳以下の人の多くが憧れるスマートな生き方がそこにはあった。
しかし、日本がこの様な社会を目指そうととしても超えなければならない大きな壁がそこには存在することに私は気づく。

その壁とは・・・
「競争しない社会」という壁だ。

もしも、このドイツの街で1店舗でも自分だけが儲けようと思い、夜の20時までオープンしていたお店があり、
そのお店にお客さんが集まり、他のお店にお客さんが入らなくなればどうなるだろう?
自ずと、お客さんが減ったお店は生活の為に営業時間を長くするだろう。
もしかしたら21時までにするかも知れない。
この様な事を繰り返しているとどのジャンルのお店にしろ人口は限られている為、その街の市場規模も限界がある。
つまり、人件費がかさみ全てのお店が儲かり辛くなるのだ。(現在の日本)

つまり、競争しない事が最も社会全体にとって効率がいい事を国民全員が肌で知っているという事。
さらに、ドイツの凄い所は消耗戦で競争は行わないがそれによって得た利益を使い、工業の技術力の高さから国際的競争力はしっかりと有している点だ。

こんなスマートな国を大人と感じないはずはない。

さらにヨーロッパを全て見たわけでは無いがどうやらヨーロッパはこの様な考え方の国が多いらしいではないか。
やはり、私が子供の頃から感じていた「大人」という感覚に間違いはなかったようだ。

しかし、ここでふとある事に気づく。

「大人」なヨーロッパだが、彼らも産業革命後は競争に競争を重ね。
ただ競争をするだけでは飽き足らず、ついには植民地まで作ってでもビジネスを広げていた。
つまり、競争の専売特許はむしろヨーロッパ諸国の方が早くから行なっていたではないか?という点だ。

そして、私はヨーロッパがどの様な変化を遂げて現在の考え方に移行していったのか?を調べる事にした。
すると辿り着いたのは、マルクスの資本論である。

※マルクスの資本論を知らない方にざっくり説明。
今から約250年前に起こった産業革命後、資本家は機械を使い大量生産が可能になった事から大量生産による製造コストの圧縮(もちろん機械を使う事により労働者の変えが利く事から労働者の賃金も低下し苦しめられた)によりドンドンと薄利多売により資本家だけが富を大きくしていった。しかし、需要を超える生産が長続きすることはなく大恐慌が発生し、その資本家も借金地獄の無一文になる。
すると考え出されたのが植民地政策(世界最古のマーケティング施策と言われている)。
植民地を作りそこに洋服などを売る事により、新たな需要を創出した。
そして、当たらな資本家が出現し、また大量生産による薄利多売により資本家だけが利益を得るがそれも長くは続かず、大恐慌により次の時代の資本家も無一文になる。この様に繰り返される歴史を見てマルクスという人が、資本主義による競争を続けて行く先に、一時的なという意味ではなく長い目で見て得をする人は存在するのだろうか?という疑問をぶつけた名著。ここから社会主義などの発想が生まれる。

このマルクスの資本論が出版されたのは、イギリスにて産業革命が起こってから100年程経過した時である。
そして、現在ヨーロッパで大量生産型の競争では無い形で残っている企業(主に高級ブランドと言われる企業)はプラダ1913年創業、ロレックス1905年、フェラガモ1927年創業、グッチ1921年と100年企業が多い。
産業革命がここから推測するに、この様な大量生産型の競争から意識が変わるのにどうやら意識の移行期間に50年程時間はかかった様だ。

そして、現在の日本においてこう言った競争のないスマートな生き方を求めているのは30歳以下の人たちだろう。
現に40歳以上の方から良く30歳以下の社員は優秀だがハングリーさがもっと欲しい。という声は良く耳にする。

奇しくも日本における産業革命が起こったのが今から約130年前。
つまり、現在の30歳の人生まれた時に産業革命から100年が経っている。

さらに、生産者人口(国の経済を動かすのは15〜65歳とされている)を時間軸にフォーカスする為に実際の人口比率ではなく、時間軸で区切り日本での産業革命100年後に生まれた30歳〜15歳(時間軸)は30%、これが10年後には50%(時間軸)になり20年後には70%(時間軸)と完全なマジョリティーになるのだ。

そして、この今から20年後というのは日本において産業革命が起こってから150年たっているのである。

実際に現在日本から物作りはドンドンと無くなっている。
これは日本の技術力が落ちているのではなく、大量生産型の物作りはイギリスから始まりアメリカ→日本→中国→東南アジアと人件費の高騰と共に移り変わっているので自然な流れであり、今後日本に残る物作りはヨーロッパ型のブランドを確立できた企業だけになって行くのは明らかな流れ。

かなり、話が長くなってしまったが要するに、人は100年間競争をすると疲れだし、50年の移行期間を経て国民レベルで意識が変化するようだ。

この仮説が正しければ、国ごとに異なる思考は人種(DNA)による物では無く、どの様な歴史を歩んできたかが影響を及ぼすウェイトが非常に高く。
同じ歴史を歩んだ際には、人類は同じタイミングで同じ事を感じ、考え、行動に移している。という仮説が浮かび上がってきた。

という事は人類は皆同じ思考なのであれば・・・

私が探し求めている「人類にとっての善」にたどり着く可能性が非常に高まってきたという事である。

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