6月16日

題名の『介護論』を論じるには私は無知すぎるかも知れないが、この3日間ある県内の約20施設の介護施設を訪問させてもらい、60人以上の介護士や利用者さんにヒアリングさせて頂いた。

すると2日からは質問の回答のレベルからその介護士の方が介護に携われて何年目なのかが大よそ分かるようになった。

ここでいつもの様に話は飛ぶが、私の師匠の藤崎さんは『1つの事を長くやっている人より、同一商圏内で全てのお店を見ている人の方が全体が見れて詳しい!だから、君も繁盛店だけを見るのではなく、全ての店を見るという様な事をしなければだめだよ!』と仰ってくれた事がある。

今回の3日間がまさにそれに当たる。介護といっても『グループホーム』『有料老人ホーム』『小規模多機能』『デイサービス』『訪問介護』などなど様々な形態が存在しその形態ごとに利用者の状態も異なる。介護に関わって5年以内の方は上記の携帯の1つか2つ程度しか見ていない事が多いので意見が偏る。

『高齢者の方との盛り上がる鉄板の話題わ?』と言う質問に対しても10年以上介護に携わっていた方でやっと私がまとめた分類を説明すると腑に落ちていた。それ以外の方は様々な形態の施設にて働いていないのでその分、様々な利用者様に接していない。従って、私が言うこともホント?と言う様に半信半疑の方が多かった。※介護で10年以上携わっている方は非常に稀である。

高齢者を分けるには①男性の認知症の方②男性の認知症ではない方③女性の認知症の方④女性の認知症ではない方と言う分類分けが出来る。※厳密には料理の話は年代によって分類する事が適当であるが・・・

上記の分類ごとに盛り上がる話題も異なる。

例えば野球の話でも①の方に対しては昔の有名選手の話が盛り上がり②の方には毎日の試合の結果の方が盛り上がる。これは、認知症の方が昔の記憶ははっきり覚えており、そうでない方は新しい情報に興味があるという所からきている。

そして、3日目になると介護に携わり3年になる人から『認知症の方とは会話はまともに出来ないですよ!』などと言うレベルの低い発言を聞くと非常に腹が立つほどであった。自分のレベルが低いから会話が出来ない事にすら気付いていないのである。このレベルは1年以内であれば分かるのだが、この様な人が存在する事も事実として受け入れなければならない。

この3日間の中で私が一番介護について詳しいというか本質を見抜いていると関心したのは20歳の女の子であった。本日はその方の介護論と言うか介護感について紹介したいと思う。

前提の説明として、彼女は高校生から介護コースと言う学科を選択しており、そこから短大を出ているので介護について5年間は勉強しているが実際に介護の現場に出たのはまだ3ヶ月もたっていない。しかし、ご両親共、介護の職に5年ほど前からついており、更に物心ついた頃から、『人の為に尽くす仕事に就きなさい』と言われ続けていたので幼い頃より『看護士』か『介護士』になる事しか選択しがなかったそうだ。

上記の様な育ち方をしている人に『介護の問題とはなんだと思いますか?』と言う質問を投げかけた。大抵上記の様な質問をすると10年目までの方は『賃金が安く定職率が少ないので優秀な人材が育たない』などの回答になり20年目の方で『家族の介護に対する知識の無さから、デイサービスなどで行なっているトレーニングを継続的に家でも続けられない事や両親の認知症を受け入れられない方が多いこと』などの意見があった。

しかし、この少女は以下の様な事を言っていた。

『本来、高齢者をいかに幸せにするかと言う事を考えた際のパートナーとして家族と介護者が存在するはずだが、現実には家族は介護者の事をお金を払って代行してくれる業者としてし見ている部分があり、逆に介護者も家族の事をお金をもらう存在としてみている人がいることは否定できず、また多い。ここに問題がある。家族はただ介護施設などに苦情を言うのであればあずけなければ良いだけの話で、また介護者も何かしらの不満があるのであれば介護と言う職を行なわなければ良いだけだ』

『高齢者と現在の人たちの幼児期の育ち方のギャップが共感度合いを薄めるために会話があまり上手く行なえない』

『最も大きな介護の問題は施設の介護レベルを上げる事ではなく、介護サービスを受けられる方の母数を増やす事にある。せめて、地域のボランティアなどでデイサービスなどの様に施設に高齢者が自由に出入りできるようになれば裾は広がるはず』

上記の様な内容を本当に理解するには恐らく偽善者とは?と言う問いに答えなければ成らないと思う。

私の父の数少ない忘れられない言葉の中に『偽善者とは、誰か人の為に何かをする人の事全てを指すのだよ』と言う言葉がある。私の両親は私が小学校に上がるまではガチで障害者の方へ仕事を斡旋するボランティアを職業にしていた(共同作業所である)。その父が言うにはボランティアは自分のがしたいという心の元に動くものであり義務感や誰かの為にやるものではない。誰かのためにやるくらいであればやらない方がましだ。と言う。この思想は何もボランティアに限るものでは無いく全てに通じると思う。

この様な事を言うと生活があるからそんな奇麗事だけを言えないという人も居るが、現に私の両親は兄が高校に上がるまでは安定的な職につかず、ボランティアのみを行なっていた。※兄が高校に上がるさ際に学費がいるので父だけ土木の職業についたが・・・。

本日伝えたい事『崇高な思想や人間のレベルは時間ではないという事をこの少女は教えてくれる』

 

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