がじろうの優しい嘘から始まるピュアなゴルフ

2019.04.07

この1年私は、それまで一生関わる事のないと思っていたゴルフを本気で頑張った。
これからするお話は、私が1年でベストスコア91になるまでのピュアな物語である。

4年ほど前に、あるきっかけから日本人キャディーとして唯一ヨーロッパツアー優勝経験のある人と仲良くなった。

そのキャディーさんが、毎年男子プロのオフシーズン(12月〜4月)は海外で語学留学をしているのでフィリピンのセブ島まで来てくれれば
みっちりゴルフを教えてくれると誘ってくれたをきっかけに、ちょうど昨年の3月の後半にセブ島行ったのだ。

初めの3日間は左手一本でしか一番短いクラブ(54番)しか使わせてくれなかった。
それから、7番アイアンを少し練習し8日間打ちっ放しを行った後
54番と7番とパターの3本だけ持って9日目にコースデビューしたのだが

1日目のスコアが116
2日目のスコアが101

※初めてだと120以上が普通らしい。

話によると全ゴルフ人口のうち100を切った経験がある人が30%程度。
1年以内に100を切れる人が20%程度
半年以内に100を切れる人が2%程度らしい。
(よくゴルファーの間で言われている噂レベルだが)

ただ、初めて10日で100を出した私が目標を100に設定するはずもない。

私はゴルフを始めるにあたり1年間は自分の限界まで挑戦すると決めていた。
自ずと目標は1年で90を切るになった。

・・・

しかし、ここで既に私がそれから1年間苦しみ続けないといけない事が決定していたとは気づくはずもない。

今からすれば、いきなりコースをラウンドして1度もOBを出さなかった事じたいが不自然なのだが・・・
その時、私についてくれたキャディーさんが林の中から必ずボールを見つけてくれる。
おそらく、キャディーさんが別のボールを見つけたと言い私が機嫌よくゴルフできるように気を使ってくれたのだろう。笑
初めてなので自分のボールがどのブランドの何番を使っていたかなどチェックすらしていなかった。

実際、日本に帰って来てから初めて回った時は124と言うスコア。
つまり、私の才能はごく一般的だったとしか言いようがない。

それでも、当時の私はそんなことは一切気付いていない。

それどころか、今となっては本当に恥ずかしい話だが。

今からでもプロテスト受かるんじゃないだろうか?くらい考えていた。
なぜなら、2%の人が半年かかる所を既に10日目でクリアしかけているのだから・・・

むしろプロテスト受かるの前提で、中途半端にプロの中で下手くそより、アマチュアでめちゃくちゃ上手い方がカッコいいからプロテストは受けないでおこう。とまで考えていた。笑

こう言う人の事をピュアと呼んであげたい。

ただ、このピュアさはとてつもなくすごい行動力を生む。

初めて2ヶ月半で男子ツアープロの大槻智春プロとラウンドするチャンスが巡ってきた。
※まだツアーはデビューしたてで知名度はそこまでないかも知れないが、昨年のトータルディスタンスで男子プロの中で3位の実力派。

今となれば、よく初めて2ヶ月半でそんな人とラウンドしようと思ったな。と思うが
仕方がない。

こっちはピュアなのだから。
相手の実力とか測れる力量もなく。
プロの中でもツアーに出れるのがどれだけ限られた選手かと言うことも知らない。

若干、同じプロとしてラウンドする感覚なだけだから。笑

ラウンドは2日連続でしてもらったのだが、1日目を終えて夜の会食の席で
何を間違ったか、大槻プロにゴルフのアドバイスしていた私がそこにいた。

ピュアな奴は本当に恐ろしい。
悪気なくやってるから。

しかし、何を間違ったのかそのアドバイスが大槻プロに度ハマリしてしまい。笑
(初日に私の実力を知っているのに、私のアドバイスに耳を貸すあたりがさすが大槻プロ。こう言う人がプロの世界でも上に行くんだろうな!)

翌日には、大槻プロが私のクラブを見た上で、「佐藤さんにはこのクラブがあった方がさらに良くなると思うので使ってください」と自分のクラブまでくれることに。笑

こんな出会いから直ぐに仲良くなりこの後、男子ツアーが7月8月とOFFの間6回くらい一緒にラウンドをしてもらったのだが、1日だけ引くほどの強風の日があった。

その時は私をゴルフに誘ってくれたキャディーさんと大槻プロとその友人のプロの方の4人で回ったのだが。
私以外の3人とも強風でスコアを落としてる中、そもそもコントロールなんてつけれない私が奇跡的にスタートから4ホールハンディなしで全て勝っていた・・・ここが私の奇跡的なピュアさの絶頂だった。

しかし、ここまでの嘘や様々な偶然や奇跡は私をその後、苦しみしかない9ヶ月を耐え切るだけの原動力としては十分に足りていた。

そこからは毎月10ラウンド前後する為に、その他の20日間は18時間働いてなんとかラウンドする日程を捻出した。
そして、ラウンドする前日はもちろん打ちっ放しに行き練習し、当日はラウンド前に2時間の練習とラウンド自体に5時間、往復の運転3時間で合計1日10時間をゴルフに費やした。

私は腰のヘルニアの為に冬になると怪我をしやすいと思い12月は沖縄、1月はまたセブ島でそれぞれ10日間の合宿を行った。

もちろん、正しい練習方法をはじめに教えてもらえたのは非常に大きいが。
それでも、こうして年間に100ラウンド近くこなすと、おそらく誰でも100は切れるようになるだろう。

ここでやっとガジログらしく経営の話をすると・・・

自分や社員に対して、このピュアさを持たせる環境をどうやって作ってあげられるか?

これが人が動く源であり
人は動けば成功に近づき
成功は人を成長させる

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  • ニックネーム:我時朗(ガジロウ)
  • 名前:佐藤隆史朗
  • 性別:男性
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経営コンサルティング会社STRK(スターク)の代表を行いながら、本物のコンサルタントを目指す人が1人でも増える事を望みがじログを更新している。

我時朗(ガジロウ)
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