社長という生き物についての解説書

2020.04.13

本日は社長と言う生き物についてお話したい。

私は十年以上経営コンサルタントを行ってるのだが、どうやら社長と言う生き物は自分の社員から誤解されているケースが多いと感じる。

もちろん私がお会いする社長はコンサルタントを雇う余裕のある会社の社長の可能性が高く日本の会社の約2%程度だろう。
従ってこれからお話する社長と言う生き物についての説明は日本の上位2%の社長についての説明と理解して欲しい。
(ただ、社員を1名でも雇っている創業者や株式を全て保有してるオーナー社長の方は漏れなく当てはまるだろう)

端的に社長を説明するのであれば・・・

『社員が思っているより社長は良い人であり愛に満ちた人である』

これを聞いて、うちの社長とはかけ離れているからこの先を読む気が失った人こそ、この先を読んでいただきたい。

きっとあなたの会社の社長は以下の項目のどれかが当てはまるのでは無いだろうか?

①自分の私腹を肥やす為に我々の給料は全然あげてくれない
②社員の意見を全然聞いてくれない
③言うことがコロコロ変わる
④現場のことを考えずに新しいことを始めようとする

などなど言い出したら切りが無いかも知れない。
上記に上がってるだけでも到底、良い人とはかけ離れているように感じる。

しかし、実際の社長と言う生き物は以下のように考えている。

・社員の給料を全員、業界平均より高くしたいし、社員から年収1,000万円の社員を1でも出すのが夢だ!
・独裁的になり、社員から嫌われるのが怖く、社員の意見を聞いて一緒に会社を大きくさせたい!
・社員からブレブレの信用ならない人と思われたくなく、信念を持って突き進みたい!
・現場の人も納得して仕事に取り組まないと何事も上手く行かないので、現場の人と共に歩むのが最速の道だと知っている!

ここまで読んで混乱している人もいるだろう。
上記の内容はデタラメだと思う人もいれば、上記の内容が本当だとしたら「うちの会社での○○の件はどう説明するだ!辻褄が合わないぞ!」などと納得行かない人もいるだろう。

だからこそ私は、本日この記事を書いたのだ。

このみなさんの疑問を解決するには
ある1つの事実を知れば上記の行動がいつもと違った見え方をするだろう。

それは「社長は社員のことを、どこか自分の子供のように想っている」と言うことだ。
従って、社員をクビにしたく無いのだ。

みなさんの中に子供がおられる人なら上記の言葉を当てはめるだけで全てピンとくる方もいるかも知れない。

自分の子供を捨て(クビ)たい親は非常に稀だ。
子供を捨ててしまった親のほとんが捨てたくてではなく、泣く泣く捨てざるおえない状況に追い込まれ自分が育てるより他の人に育ててもらう方がより幸せになると決断した人が多いだろう。それでもその決断を一生心のどこかで後悔し続けている人が多いのではないだろうか?

この視点を元に初めにみなさんが思っている社長像を解説して行きたいと思う。

①自分の私腹を肥やす為に我々の給料は全然あげてくれない
→社員(子供)には少しでも良いくらいしをさせてやりたいし、ボロボロの穴の開いた服を来させて社会(学校)に出させたく無い。なるべく人並みもしくはそれ以上の生活をさせてやりたい。特に自分(社長)の甲斐性のなさのせいで社員(子供)が幸せになれないとしたら辛い。社員(子供)にはなるべくやりたいことさせてやりたい。結婚や家をたてたり旅行に行ったりさせて上げたい。これは子供に置き換えるなら好きな習い事をさせて上げたいし、誕生日にケーキを買ってあげたいと思う気持ちとなんら変わらないだろう。

しかし上記のように社員(子供)をクビ(捨てる)にすると言う最悪のケースを避ける為にも会社を安定させ無いといけない。従って万が一の事態が起こった時の為に会社(社長個人ではなく)に蓄えを貯めておきたい。そして、一度給料(お小遣い)を上げてから下げてしまうとガッカリさせるだけではなく信頼関係を失ってしまい最悪一緒にいれなくなってしまうので給料を上げるのは非常に慎重にならざるおえない。

※中には降格させて、給料も下げるケースもあるだろう。その場合は社員に何か気づいて欲しくて行う場合がある。子供が本当にやってはいけないことをした時に厳しくしかる親のように。しかしその時の社長は、今のままではその社員の成長が止ってしまい社内での立場もなくなってしまうので色んな方法で気づいてもらおうとしたが、気づいてくれず、でも下の社員はドンドン成長してくるのでもう時間的猶予もない中で最後の手段としてとっている。

②社員の意見を全然聞いてくれない
→これは完全に経験値の違いだ。働いてる年数ではなく、社長と言う立場で色んな責任の中仕事をすると自ずと色んなものが見える。そして色んな失敗もする。
自分が失敗した道を社員(子供)にはなるべく通って欲しくないものだ。自分の子供が道を踏みはずそうとしていたら。もちろん子供は悪気は無い場合が多い。それの何が悪いのか理解ができない場合が多い。それを上手く子供に説明できて説得できることができれば良いがそんなに説明上手な親だけではない。
ただ、子供にとって親とは絶対的な存在なので、どこか完璧を求めている。親たるもの子供にご飯を食べさせるのは当たり前。学校に行かせるのは当たり前。
色々な理想の親像があり聖人君主であって欲しいのだ。だから「上手く説明できない」と言うこと自体が理解できない。親なら上手く説明できるまで説明するべきだと思ってしまう。しかし親も人の子。精神的ゆとりがある時は子供が理解するまで一緒に時間を使うだろ。しかし日々の仕事に通勤に残業にと精神的ゆとりがない場合は、働いて給料を稼がないとこの可愛い子供にご飯が食べさせられないと思うと仕事を優先して、子供への説明する時間を諦めて頭ごなしにしかることもあるだろう。

③言うことがコロコロ変わる
→社長と言う立場は、船で言えばマストのてっぺんにいるので社長の能力関係なく甲板にいる社員より見晴らしがよく遠くを見通せる。
甲板からは見えないが、目の前に大きな滝が見えてこのままでは滝の下に真っ逆さまに落ちてしまうことが分かった際に

「でも今朝こっちに進め!と言ってしまったばかりで同じ日の夕方に真逆に進め!って言うのは言いづらいからな〜」とそのまま滝に突き進む選択肢があるだろうか?
※実際に国会議員や大企業の雇われ社長などので任期がある程度決まってる人であれば、10年後滝に落ちるな〜と思ってもあと1年で任期が終わるならそのまま進もうと言う悪魔の誘惑にのってしまうかも知れないが・・・創業社長やオーナー社長に任期など存在しないので上記の選択肢にはならない。
だから「朝令暮改」と言う言葉が存在するし、その言葉は勇気のある決断と捉えることもできる。

社員からすると、「いやいや、それくらい少し考えたら分かるだろう」と思うこともあるかも知れないが忘れていけないは社長はみんなのリーダーではあるが、神でもなければ聖人君主でもない。あなたがミスをする様に社長もミスは0ではない。さらに、どちらに進んで良いか先が真っ暗な状態でも前に進まなければならない時もある。
確率論的に、立ち止まって正しい答えを見つけるまで動かないか?答えが完全には見えていないが進みながら方向修正するかゴールにたどり着くのは後者の方が圧倒的に高いからだ。社長と言う仕事はミスをしない仕事ではなく。目標に向かって進み、遠回りをしてでもゴールにたどり着く仕事だからである。

④現場のことを考えずに新しいことを始めようとする
→ここまでの説明である程度、④について分かってる人もいるだろうが、たとえ現場は混乱して、その混乱を招いた厄介者と社員から思われようが③の例え話のように180度すぐに旋回しないと滝に落ちてしまう時は現場を構ってられない。
現場が体制を整えるのを待って、体制が整った時には滝底に真っ逆さまでは誰が一体幸せになるのだろうか?

上記は終始、社長と言う生き物について説明したが・・・これは社長だけに当てはまることではなく。
上司に対して同じである。

ここで話は大きく変わるが、これから本当に大変な時期が続くだろう。少なくても3〜4年。
もしかするとそれ以上かも知れない。

軍隊では、上官からの命令に対して場合によっては質問すらしてはいけない時があるそうだ。
説明を受けている間に砲弾が飛んで来て全員死んでしまってはいけないから。

今は業種によってはそれくらいの非常自体が起こっている。

この状況下では、社員や部下の人が理解できない社長や上司の言動が数多く出るだろう。
もしかしらた社員の一部を解雇しないといけない状況だって出てくるかも知れない。

そんな時は、今回の話を思い出してまず信じて上げて欲しい。
そして、一緒にこの困難な荒波を乗り越えて欲しい。

もしもこの話を来ても、自分の会社の社長を信じれないのであれば、すぐにその会社を辞めるべきである。

これは、あなたの為に言っている言葉ではない。

この状況下に一致団結できない人が1人でもいるとその会社にとって非常にマイナスであるからだ。
社員全員が泥舟に乗せられることになるからだ。

私の日頃のブログを読んでくれている人は気づいていると思うが普段私は社員の人に対して上記のようなことは一切言わない。
むしろ、社長に対して社員さんのことを理解するように伝えてるくらいで。
さらに社長は呼び捨てなのに社員の方はさん付けしているくらい社員さんには敬意を払っている。その方動かないといくらお金があろうが、正しい決断ができようが何も会社は動かないからだ。
ただ、これは平時の話。

今こそ、社員全員で社長を信じて全力で進んで欲しい。
社長の判断が正しいかどうかは進んで見ないと分からない。

ただ、確実に言えるのは今、社員全員の思いが一致していなければこの波は乗り越えられないと言う事実だけである。

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