私の両親は職業がボランティアだった。
この表現はあまり理解されないと思うが・・・
今から約50年前は障害者の人に対して政府が隔離政策をとっており、関東や関西といった単位に1つ「コロニー」と呼ばれる障害者の人を隔離する為の街を作っており。
一般の人は障害者の人を目にすることはなかった。
ただ、当時からこれは人権侵害だ!ということで障害者の人も生まれ育った土地や好きな所で住む権利があると、「施設解体運動」というものが起こった。
その運動を私の両親も参加しており、地域の障害者の人が自立して働けるように支援するというボランティア活動をしていた。
現在でもこの活動は続いており、障害者の人が作ったパンやクッキーなどを近くで食べた人もいるのではないっだろうか?
と言っても50年前は今のように法整備は一切されておらず、当時はみんなで勝手に山に小屋を建てて作物を作り自給自足の生活をする状態だった。
私が生まれた頃には少しずつ法整備がされて、こう言った活動をする人に対して政府から援助もでるようになり、それぞれが家を山のふもとに借りられるようになっていた。
それでも、稼ぎはほとんど無いので、トイレットペーパーを買うお金もなく、新聞紙を揉みほぐしてから使うと言う生活をしていた。
兄達はこの頃の後遺症か、現在はトイレットペーパーだけは高級なものを使いたがるそうだ。笑
その他にも、卵かけご飯をするなら、卵1個でご飯2杯は食べないといけないなど、貧乏ならではのルールが存在する。
卵1個でご飯2杯食べようとすると、パッサパサの卵かけご飯になってしまうのだ。
私もこの頃の後遺症からか、シャバシャバの卵かけご飯しか食べられなくなってしまった。笑
そんな両親に育てられた私だが、小学校2年生の時に、学校の先生から鉛筆を購入するとそのお金の一部が募金になる鉛筆があるから欲しい人は注文用紙に記入するようにとプリントを渡された。
この話を聞いた時に私はなんて素晴らしい仕組みだろうと感動した。
絶対に必要な鉛筆を買ってそれがボランィアに繋がるのだから。
私は急いで家に帰り父親にこの鉛筆を買うようにお願いした。
父『やだ!』
私『?なんであかんの?』
父『なんでそんな物にお金を使わないと駄目んだ』
私『どうせ買わなあかん鉛筆やねんし、しかもボランティアになるんだからええやん』
父『・・・・・・・』
私『何か気にくわないの?』
父『お前は偽善者か!!!(怒)』
私『ちょっと待ってくれ!!その偽善者という言葉の意味は分からへんけど言い方からして罵られてることは分かるからめちゃくちゃ腹たつねんけど!!』
父『偽善者とは、人の為に何かする人のことや!!』
私『?人の為に何かするのが何が悪いの?ていうかあんたも障害者の人の為に働いてるやん(怒)』
父『俺は人の為に何かしたことなんて一度も無い!!自分が気持ちいいからしてるだけや!(怒)』
父『そもそも、そんな障害者を食い物にしてるような鉛筆は特に胸糞が悪い!!その分少し値段を高くして!障害者を餌に物を売ろうという魂胆が機気に食わん!それなら正々堂々と募金を募った方がよっぽど潔いわ』
この当時は私は、いきなり怒鳴られたことに腹を立てていたが・・・今なら父の言っていた意味が分かる。
確かに当時から父は障害者の人でもできる内職などの仕事を取ってきてはみんなで行いお金を分け合っていたが1個のお菓子の箱を作って10円や20円とか非常に安い金額で仕事を取ってきていた。あくまで相手にメリットがある条件で。
この経験は私の考えに非常に大きく影響している。
そんな私が、フードロス削減の為に、0円で食品が購入できる会員制の通販サイト
『トクポチ』のティザーサイト(告知サイト)が完成しました。
https://tokupochi.com/
会員費(月額)130円と330円の二種類。
これは、分かりやすいからフードロス削減と、うたっているが・・・
単純にこんな仕組みが完成したらワクワクするなぁ〜!という私の好奇心から出来た通販サイトなのである。
【お願い】
もしも、このサイトの仕組みが面白いと思って頂けたのであれば、LINE登録して頂きたい。
そして、食べ盛りのお子さんを持たれてる友達などがいれば紹介してあげて欲しい。
食いっぱぐれるかも知れないという恐怖は精神衛生上よくない。
この通販サイトは食品を買えるのだが・・・それ以外にも心のゆとりを販売できるそんなサイトに育てていければと思う。